Perfumeを聴いて、これからのテクノポップを判断する

現代テクノポップの王道を進む“Perfume”

Perfumeの代表曲は何でしょうか。プロモーション的にはCMソングにもなった“レーザービーム”が一つの区切りとなったようですね。どの楽曲も淀んだようなベース音と、キュートな女の子のボーカルの対比が良い感じです。
ダンスの振り付けは、いわゆる様式美であり、米国やラテン系の生命力を感じさせるフォーマットではありません。ボコーダーによる肉声の加工を含め、あらゆる面において、人工的なのがPerfumeの魅力です。
着メロに使っている人も結構多いのではないでしょうか。

 

松田聖子を頂点とする昭和のアイドルのように、「作られたモノ」としての完成度は高いのですが、いかんせん規模が小さいのが今らしいといえるでしょうか。
芸能プロダクション、音楽家、作詞家、レコード会社という国内エンターテイメントの力が集まって作り上げていた、当時の偶像とは少しニュアンスが違います。

 

“ワンルーム・ディスコ”というような曲もあるように、どちらかというと、「四畳半」的な雰囲気があります。YMOが開かれた音楽を求めたのに比べて、閉鎖的とまでは言いませんが、ある場所の中に閉じこもるような世界観があります。また、そういった色合いがネット・ユーザーに受けた原因でもあるのでしょう。

 

フォロワーがたくさん生まれており、いわゆる「キラキラ系」のガーリー・テクノも派生していますが、誰もが追随で終わっているのが残念な感じです。ピコピコ音を鳴らして、可愛い感じでユニット作れば売れるんだろ? みたいな安易な企画では、なかなかどこも成功していませんね。


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